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会長挨拶

開催にあたって

東京医科大学 内科学第一講座 (呼吸器内科学)
瀬戸口靖弘

この度 伝統ある日本肺サーファクタント・界面医学会の第49回学術研究会を東京で開催させて頂くことになりました。会長の大任を仰せつかり大変光栄に思います。本学会は、肺サーファクタントと肺胞環境を研究する基礎、臨床医学、理工学、薬学、動物学など学際的な意味合いの強い唯一の学会であります。最近の分子生物学、遺伝子組み換え技術の発展により、肺サーファクタントの構成蛋白、リン脂質の発現、調節、物性が解析され、臨床に於ける病態生理学的な研究も盛んに行われてきています。中でも病因から治療まですすんだ領域として肺胞蛋白症が挙げられます。肺胞蛋白症は、自己免疫性肺胞蛋白症、2次性肺胞蛋白症、遺伝性肺胞蛋白症と分類できるまでに明らかになって来ています。そして間質性肺疾患の中に肺サーファクタントの構成蛋白であるSP-Cの遺伝子変異、生成分泌に関わるABC-A3の遺伝子変異が関わっていることも明らかになって来ています。この第49回学術集会では、「肺胞環境の恒常性とその破綻と修復再生」というテーマで特別講演として東京大学医学部清水孝夫研究室から肺サーファクタントのリン脂質と呼吸機能、厚生労働省厚生科研難治性疾患克服事業難治性肺疾患部門から肺胞蛋白症の基礎から臨床、招請講演として遺伝性肺胞蛋白症、会長講演として肺サーファクタント関連遺伝子変異に伴う間質性肺疾患を取り上げます。特に招聘講演として遺伝性肺胞蛋白症の原因から治療に渡る研究でリードしている米国Cincinnati大学から鈴木拓児先生をお迎えして最近成功されたiPS細胞を用いた治療の可能性までを講演して頂くことにしています。

この49回学術集会は、次期50回以降への一つの節目として、新たな肺サーファクタント研究へ飛躍できるような場となりますことを期待しております。

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開催会場

東京医科大学病院
臨床大講堂

リンク

学会事務局

日本肺サーファクタント・界面医学会 第49回学術研究会 事務局
〒160-0023
東京都新宿区西新宿6-8-1
東京医科大学内科学第一講座呼吸器内科
Tel: 03-3342-6111
E-mail:
pap2013@tokyo-med.ac.jp